経営も投資も同じく怖い
30数年経営を行ってきて、毎日いつ倒産するかもしれないという恐怖感と戦ってきました。
おそらくこの感覚は創業者しか味わないことでしょう。
取引先や他人がどのように褒めようと、いつ何が起こるかわからないからです。
株式投資や不動産投資も同じことです。
いつ暴落するかわかりませんし、各種災害の被害も受けます。
そのような中で、投資を続けなければ成長もできないことも事実なのです。
このかなり困難な決断を素早く行わねば、リスクをまともに受けるし、チャンスを掴み損ねます。
では、どうしたらそのような決断を瞬時に下せるのでしょうか?
決まった答えはありません。
経験上、毎日一日も欠かさず、世界の政治、経済等の情報を収集し、自分なりの妄想で仮説を立てる訓練を繰り返すことです。
そして、その仮説がどれほど外れていたか、または当たっていたかの検証は更に重要なのです。
何年もこれを繰り返していくと、トイレに入ったときとか、掃除をしているとき、あるいは眠る直前等に「ふっと」一つの考え方が浮かんできます。それも明確な行動まで示唆して。
私がよく言う『直観』なのです。
一昨日の私の攻撃的株式の全株売却は、正にその典型です。
たった一日の決断の違いが、大きな差となります。
数日後に反転上昇の可能性も捨てきれませんが、自分の中では、おそらく今年一番の株式投資の成功事例となる気がします。