いつの間にか

 最近、特に中小企業の2025年問題がクローズアップされています。

もともと2025年問題とは、第一次ベビーブームで生まれた団塊の世代が75歳以上となり、日本が超高齢化社会に突入することです。

その中で、中小企業に的を絞ると、その年に経営者が70歳以上の企業が約245万社となり、その内約127万社が後継者不足で廃業や倒産をする恐れがあるのです。

何も手を打たずにいると、約650万人の雇用が失われ、約22兆円のGDPが消失する可能性があるのです。

 このような記事を見る度に、私は有難いと感謝の念を持ちます。

無理強いした訳でもなく、二人の息子達がきちんと事業承継を行っているからです。

雇用が守れるという事は、社員の家族も守れるという事です。

 改めて、二人の息子達の成長を実感していましたら、数日前のことです。

たまたま次男と一緒に行動をしていて、遅めの昼ご飯となりました。

彼の行きつけのラーメン屋で二人共に、大盛りを食しました。

私が支払おうとすると、次男がさっさと支払い済み。

 その夜に、魔ダムが月次決算の経理処理をやっと終え、疲れ果て晩御飯の準備をしたくないというので、長男と3人で浜勝へ。

久し振りに美味しい定食を頂きました。

食後、さっさと長男が支払いを済ませるではありませんか。

 いつの間にか、私は子供達にご馳走になる側に立っていたのです。

ほんの細やかな事でしょうが、ジワリと幸福感が湧いてきました。

 

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