じわりと

 2018年のスルガ銀行事件に端を発した不適切融資問題を受けて、減少が続いていた投資用不動産ローンが、予想通り底を打ち始めました。

2021年4~6月期に融資額が4年振りに前年同月比を上回りました。

 私は、このような環境に関係なく、常に情報を求め、少しでも物件が良いと判断したら、取引銀行にチェックをしてもらっていました。

私が投資を始めた7年ほど前に比較すると、ローンの審査が厳しくなったこと、頭金をかなり準備しなければならないこと、それに金利が上がったことが大きな違いです。

 これまでに3件ほど審査をしてもらいましたが、2件は「C」判定、1件は「A」判定だったものの、別の人に先に契約されてしまいました。

最近、金額も安く、リスクもさほど高くない物件が有りました。

築年数が38年と、私の好みではありませんでした。

それでも、そこの場所はかなり土地代が上昇していたので面白いと思ったのです。

判定結果は「C」でしたのですぐに断りました。

 事程左様に、不動産投資は、「運」と「縁」と「決断」が必要です。

その為にも、なるだけ多くの物件をじかに見に行き、その周辺の情報を収集する。

今回は初めての鉄骨造りでしたが、またまた勉強になりました。

 不動産投資には減価償却費用がかなり重要になってきます。

この費用を計算するために法定耐用年数というものが決められているのです。

鉄骨の厚さが4㎜を超えると重量鉄骨となり、法定耐用年数は34年。

4㎜以下は軽量鉄骨に分類され、4㎜以下3㎜を超えるもののそれは27年、3㎜以下は19年と木造(22年)よりも短い事が分かりました。

更に古い物件にはアスベストが使用されている場合があり、解体する時にかなりの費用が掛かることも判明。

 いろんなことに好奇心をもって行動していれば、知識も増えていき、何処かで役に立つものです。

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