国民栄誉賞
今回ほど、パラリンピックの模様をTVで見たことは今までにありません。
色んな障害がある人の直向きな姿は、健常者以上に胸を打つものがあります。
日本国の主将である「国枝慎吾」選手が悲願の金メダルを獲得しました。
NHK解説者の石黒氏の涙がとても印象的でした。
長年テニスをやってきて、且つ飯塚市の世界大会も見に行ったことがある自分にとっても、とても関心が高かったのです。
世界で最も有名なテニス選手の「フェデラー」が、日本には「国枝がいる」と言わしめたほど、車いすテニスの世界各国のプレーヤーは、彼を見て育ってきました。
「この為だけに5年間やってきた。一生分泣きました。枯れましたね」
「引退も何度も考えた。世界1位に復帰し東京で金メダルを取るなんて、リオ後は99%信じられなかった」
彼が一番嫌う事が、「現状維持」。
『チェンジ・オア・ダイ』とまで言い切るストイックさ。
圧倒的な決勝戦の結果でした。
現状維持を嫌悪し、ダントツで勝ち抜く。
正しく私が息子達に伝えたい「経営者」の極意です。
私の中では、今までの功績も考え合わせると、「国民栄誉賞」は当然だと思います。
ユニクロの柳井社長が、ポケットマネーで1億円贈呈したら、ブームになったフリース以外買うことの無かった商品を買いに行こうと思います。