年のせいか

 大学からOB向けの会報誌が届きました。

国立大学も法人化され、毎年国からの運営費交付金が減少しています。

寄付用紙が入っていました。

 法人では全額損金、個人でも優遇があるとのこと。

私一人の会社で大学本体へ、個人では経済学部へそれぞれ寄付をすることにしました。

ビリオネアになれは、数十億円単位で寄付をして私の名を残そうと考えていますが、今は出来る範囲で。

 年を重ねると、このような帰属意識が強くなる気がします。

若い頃はそれこそ輸入物に憧れて、無駄な消費をしたものです。

最近では、購入するものはなるだけ「日本製」「九州のもの」とこだわっています。

車はトヨタ、腕時計はGショック、洋服はオンワード、靴はアシックスetc.

 食では九州は農産物や魚介類は、新鮮なものが豊富です。

なるだけ地産地消を心がけています。

この他にも九州では、素晴らしいものがありながら、衰退産業となっているものがります。

 それは焼き物です。

世界で名だたる、有田、伊万里、唐津、小石原、薩摩等素晴らしい焼き物のメッカなのです。

 エルメス、ウェッヂウッド、バカラ等の海外物から、九州産の焼き物やガラスに変更して20年余り。

朝一杯のコーヒーを自分好みの有田の源右衛門で10年くらい飲んでいました。

最近魔ダムが、その器を洗う時に不注意で淵が欠けました。

仕方ありません。廃棄処分に。

 次の器は、有田の第14代酒井田柿右衛門のコーヒーカップ。

数年前に思い切って購入したものです。

朝は井上陽水の歌に影響を受けた「モカマタリ」の豆を挽き、高級な器でコーヒーを飲む。

僅かな投資で、超リッチな気分に浸れ、もっと上を目指そうと意欲が湧いてくるのです。

 豆を挽いてから、飲み終わった後の食器洗い迄、全て魔ダムがしてくれて、本当に有難く感謝しています。

そのマダムが「柿右衛門は洗いきらん」と立腹。

飲み終わった後に、私が洗い、他の食器とぶつかりそうの無い所に置くことになりました。

 

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