何とか継続
長男の会社と次男の会社の賞与査定が終わりました。
2社共に今年も何とか賞与を出すことが出来ました。
このコロナ禍を考えれば、本当に有難い限りです。
私もサラリーマン時代はそうでしたが、賞与は貰って当たり前という感覚が弊社の社員にもあります。
ところが、経営側に回ると風景は一変するのです。
どんどん出せればよいのですが、出す分だけキャッシュフローは悪くなります。
その上、会社負担の社会保険料もかなりの割合で増えていきます。
税金を支払い、ネットの金額を内部留保しなければなりません。
賞与をかなり出した翌年が一番怖いのです。
前年以上の売り上げや利益が計上できれば良いのですが、逆になると一気にキャッシュフローが悪くなります。
その結果、経営者の個人資金の投入となるのです。
このような苦労は社員には一切分かりません。
二人の息子達には、「他業種や競合店に比較して、弊社のグループが何倍も頑張っているとは思わない。たまたまの結果だ。経営者が格好つけるとろくなことにならない。疎ましく思われるくらいがちょうどよい」とアドバイス。
利益配分を考え直さなければ、新たな投資もできないし、危険だと感じました。
この様な環境下では、少しでも借入金の返済に回すべきです。
会社は継続してなんぼだという事を、肝に銘じなければなりません。