ある基準
この30数年で13店舗を出店し、4店舗を閉めました。
良いと思う場所は、飲食やアパレル等の業種と競合となり、殆ど負けていました。
その結果、メインでない場所で狭い店舗とならざるを得なかったのです。
しかし、面白いもので、出店や閉店を重ねていくと、店舗建築と出店地のノウハウが次第に蓄積されていきました。
最近は、コストはかかるものの、ある程度大きな通りに大型店舗を構えることが出来るようになりました。
その時に私が指標とするのが、コンビニ店舗です。
コンビニほど広い駐車場はいらないものの、店舗面積は1.5倍程度となります。
最近コンビニの24時間営業等の不平等契約が問題となり、公正取引委員会が調査に入りました。
そこで得られた数字がこれです。
1店舗当たりの年間売上高は、中央値で1億8600万円。
我々の業界も、今後も専門店として、且つディーラーとして認知されるには、この売り上げが無いと、生き残れないと思っています。
私の肌感覚とほぼ合っていて、各店長はこの数字を常に意識する必要があります。
少し前までは、1店舗で年間売上高1億円を超えたら、そこそこという感じがありました。
今後は、これでは従業員の給料を上げたり、店舗の再投資をしたり、普通のことが出来なくなります。
数万店分の中央値が出てきて、新規出店の新たな基準ともなりました。