与信管理
最近、ANAの賞与削減や給与3割減、それに来年の新入社員募集中止、早期退職者の募集等、遂に大手からコロナの影響が出てきました。
私が再三述べている通り、今月から年末にかけて急速に、休廃業や倒産が増えていきます。
我々の業種はほとんどが個人が対象ではありますが、それでも十分に与信管理には気を付けなければなりません。
いくら常連様でも、会社のルールは厳格に守られるべきです。
この点を子供達も、店長も再度徹底する事です。
我々以上に取引先は、今後与信管理の厳格化に動くことでしょう。
倒産リスクが増えているのに、今までと同じで良いはずもありません。
銀行でも貸倒引当金の急上昇に伴い、今後は貸し渋りが顕著になることでしょう。
取引先の一番手っ取り早い与信管理の目安は、信用調査会社の「評価点」です。
一般的には「49点」以下では、取引は難しくなるし、現状取引があっても、点数が下がってくれば、取引金額の上限を下げられます。
銀行、取引先、信用調査会社等の評価点を挙げるには、先ず『正直』である事。
中小企業の親父は、このことが理解できていません。
商売は継続してなんぼなのです。
継続の一番要は『信用』なのです。
その他に、経営者の人格や素質等によっても全然変わってきます。
1.数字(計数管理)に強いかどうか
2.現場を深く理解しているかどうか
3.人情味があり過ぎないかどうか(非情にならねばならないことが数多くある)
中小企業の数が激減する事は避けられません。
ただ、考えようによっては、生き残って成長する大きなチャンスが、これから1~2年に訪れることです。