機嫌よく

接待で予約してたのですが、先方に急な用事が発生。

私が博多駅近辺ではよく使う日本料理店でした。

迷った挙句、やはり前日のキャンセルは失礼だと思い、他の誰かと行くことにしました。

 

魔ダムが仕事が一段落したという事で、彼女を連れて行くことに。

高級料理店であることを話したら、普段は着ないワンピースを引っ張り出し、余所行きのバッグに時計をはめて、靴まで下駄箱の奥から引き出してきました。

 

部屋を取って、コース料理を予約していました。

昼食では有りましたが、1時間ほどのコースの割には大変美味しく、彼女も大満足。

近くにある博多駅の商業施設にはあまり行く機会が無かったので、その旨料理屋に告げると車の駐車時間を延ばしてくれました。

 

初めてマルイに行きました。

各フロアー毎に人手とか、店の雰囲気をチェックして回りました。

岩田屋や三越と違い、若い感性を感じました。

ただ私には不向きだとはすぐに理解。

 

1階まで戻り、次に阪急百貨店へ。

各フロアーに降りて、同様に店を見て回ります。

マルイよりは少し高級感があります。

 

「これだけ見て回ったら、何か買いたい」と魔ダム。

「俺達、どうせ老い先短いから、好きなもん買ってやる」と私。

普段使えるバッグが欲しいという事になりました。

 

あるブランドのコーナーへ。

新作で色合いもよく、使い勝手も良いという事で、その商品を買うことに。

私が支払おうとすると、「ちょっと高いから自分で払う」と魔ダム。

確かに年収は、私の方が圧倒的に低い。

 

「何か買うものは無いの?」と問うので、「東急ハンズへ行きたい」と私。

お目当ての製図用の大きな△定規2種類を買いました。

「何に使うの?」

「不動産を購入する時の、家相を見るのに使う」というと、「そんなお金、何処にあるの?」

「いずれ持っている株が暴騰する」と返事をする前に、彼女は他の商品を眺めていました。

彼女は昨日一日とても嬉しそうで、暫くは私への当たりも柔らかくなりそうです。

 

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