まだまだでも有り難い
2019年「全国社長の年齢調査」によりますと、社長の平均年齢は62歳とかなり高齢化しているとのこと。
殆ど私と同じ年齢なので、私が現役で社長業を続けていることとなります。
ある意味猛者だと思いますが、その年齢で激しい環境変化についていけるのか疑問が有りました。
しかし、よくよく調べますと、仕方なしに高齢でも社長をやらざるを得ない人が大半なのです。
つまり「後継者」がいないという事です。
全国350万社の97%が中小企業です。
中小企業の経営者はワンマンが多い。その点だけでも、後継者が育ち難いのです。
プラスして、社長が休みなく働いていても、然程の裕福度が無いことが、血のつながった子供達でさえ継ごうとしない要因なのです。
この「後継者難」で倒産する要因の1位は、経営者の死亡。そして2位が経営者の体調不良。
怖いですね、実に怖い。後継者がいないまま経営者に何かあれば・・・。
この様な記事を最近見るにつけ、私は幸せ者です。
まだ未熟ではありますが、子供達が二つの会社とも継いでくれたのですから。
この事により、将来への銀行の信用が高まり、取引先も安心します。
その結果、余程のことが無い限り経営の安定度は増し、社員を守れます。
長男が私と同じ気持ちで腹をくくったと言いました。
「会社が駄目になったら長距離トラックに乗る」
私は、それは創業時の私一人だけの時の覚悟だと説明。
今は、先ず社員の雇用を考えるのが先で、自分の行く先は最後に決めるべきと諭しました。