1枚の暑中見舞い
暑中見舞いの葉書が1通届きました。
最近、企業の印刷された暑中見舞い以外はほとんど見た事は有りません。それすらかなり数が減っています。
差出人は、私の経営に関する師匠と仰ぐ二人のうちの一人の奥様からでした。
長雨、コロナ等の影響で大変な鹿児島からです。
そのような環境下でもお二人共に元気で、特に私の師匠は、ゴルフにテニスに読書と毎日忙しい日々を送っていることが、美しい文字面から推察できました。
出来る人の奥様は、やはり違うものです。
文章の良い所は、行間を読むことが出来る点です。
狭いスペースの中で、如何に伝えたいことを記述するのか、日頃の文章力が試されます。
京都大学総長の山際寿一氏によると、人間は視覚と聴覚を使って他者と会話すると脳で「つながった」と錯覚するそうです。
現在進行中のオンラインなどは正にこれでしょう。
しかし、これだけでは信頼関係までは到達しないそうです。
この他に臭覚、味覚、触覚といった本来共有できない感覚まで合わせた5感が重要とのこと。
文章には、その人の筆力にもよりますが、この5感全てが表現できる力を持っていると思います。
私自身も、今後もなるべくハガキに封書と、現代と逆行する形での信頼関係の構築に勤しむつもりです。