ふと感じたこと
昨日は朝早くから父親に付き添いました。
手術をするために病院まで同行したのです。
病名は、鼠経ヘルニア。
手術後1日だけ入院して、翌日には退院予定とのこと。
今年90歳を迎えるにあたり、初めての入院です。
我々が驚くほどの自己管理をしている分、同年齢の人に比べるととても元気には見えます。
手術後、家族の待合室から呼び出され、手術を担当した医師から説明を受けました。
とても若い医者で驚きました。
簡単な手術で、且つ年寄りには、若手を担当させるのでしょう。
注意点としては、再発の可能性がある、出血する可能性もあるというものでした。
それでも、「手応え」があったので大丈夫でしょうとのこと。
患者にとっては、滅多にない手術で心配なのですが、医師や看護師にとっては、日常です。
取り敢えず、無事に終了してほっとしました。
病室に運ばれてきた父は、麻酔からまだ完全には醒めていないせいか、呂律が回っていませんでした。
そんな中でも「すまんねえ、すまんねえ」を繰り返していました。
「別に、俺は暇やけん、気にせんでよかよ」と私。
人間誰もが最後は一人で死んでいきます。
それでもやはり、その死ぬ瞬間まで、信頼できる誰かが隣にいて欲しいものです。