「まっとう」が一番
昨日は朝早くから子供達が賞与の計算をしていました。
コロナの影響もあり、実績がパッとしない中、何とか賞与をひねり出したようです。
会社経営には、常に「まさか」が存在します。
それでも経営者は愚痴ったり、言い訳をするわけにはいかないのです。
最悪の状況を想定しながら、舵取りをするのが経営者の使命だからです。
今回の賞与で33年連続支給が達成されました。
金額の多寡は有ろうかと思いますが、この続けるという事が重要なのです。
長男は年初から自分の給与を大幅に減らしています。
自分達のアパートを引き払い、我々と同居することまで実行しました。
アパートの支払いを、毎月の定期積み金に変えて、会社の非常時に備えるためです。
その上で社員に賞与を支払っているのです。
そこそこの経営者になりつつあるようです。
子供達に聞いたところ、店長の中にも自店の業績が悪いので自分の賞与は最低に、スタッフにより多くあげてくれと言った人がいたとのこと。
嬉しいことです。
店長もしっかり育っています。
利益が大幅に出れば、経営者も店長も、堂々と大金を得て良いと思います。
その事が高いモチベーションを生むのです。
子供達に会社の経営を任せて数年、かなりヤキモキもしたし心配もしました。
しかし、今回の賞与の件で、人間味ある店長達の行動を聞いて、少し安心しました。
一人でできることは限られています。
自分を信用して付いてきてくれる社員のことを朝から晩まで考え、一緒に力合わせてまっとうなことをしていれば、いずれ天は味方するものです。