ここまで違う感覚
日本国の国力の凋落が言われて久しくなります。
2018年のGDPでは、ドルベースで世界3位の国ながら、一人当たりのGDPで見ると世界26位に後退します。
世界の大学ランキングでも、2020年版によると東大が36位で京大が65位。
この20年ほど所得が上がっていないのは、世界でも日本ぐらいです。
そんな中でも大型の金融緩和により、資産を増やした人は日本国内にも数多くいます。
その日本の富裕層のマネーを狙って、米国のゴールドマンサックスが、資産運用に参入した旨の報道が有りました。
既述していますように、日本では野村総研の定義で、金融資産1億円以上が富裕層、5億円以上が「超富裕層」となっています。
ところがこのゴールドマンサックスが対象とする「超富裕層」とは『100億円』以上の人達なのです。
米国における本来の超富裕層とは「ビリオネア」のことです。
つまり、日本円にすると1000億円以上の資産ということになります。
日本の場合は国力に合わせて、仕方なく100億円にしたのでしょう。
米住宅都市開発省によりますと、サンフランシスコでは、年収1400万円の4人家族は「低所得者」に分類されます。
この失われた20数年の間も日本人は、自分達は欧米人と同じ経済レベルで、東南アジアは自分達より劣っているとの認識できています。
今後数年間で、それが大きな間違いだったということに誰もが気付くことでしょう。
現状維持の小さな幸せばかりを望んでいると、日本全体が大きな地盤沈下を起こします。
息子達には、どうせ経営者になったのだから、資産「100億円」は目指せと言っていますが、嘲笑が返ってくるばかりです。