そろそろ夢から覚める
最近、新聞紙上を各社の決算情報が賑わせています。
大体において、日本企業は減収減益となっています。
私の予想するところで、一般企業に特段何かを感じるところはありません。
しかし、新興企業においては少し意見があります。
メルカリを筆頭に各業界の企業が赤字だらけなのに、世間ではあまり問題にされていないことに強い違和感を感じるのです。
調べてみると5年以上連続で赤字の企業が数多くあります。
その度にいろんな理由を経営者は述べて夢を語っています。
上場した経営者は、多くの資本家から資金を集めていますので、自分のお金を失う心配はありません。
キャッシュレスの先頭を走っていた「オリガミペイ」も結局は1株1円でメルペイに売却されました。
しかも、8割の従業員を解雇した後です。
金余りの大きな弊害だと思いますが、私から言わせるとこれらの「夢ばかり語る」経営者は偽物だと思います。
彼等を持ち上げるメディアにも大きな問題があります。
これだけ環境変化の速い時代です。
3~5年で黒字経営の軌道に乗らなければ、余程の大企業の一部門でなければ、生き残れはしないと思います。
バイオ、フィンテック、IOT、ロボット、新ビジネスモデル等の言葉に踊らされて、多くのお金が集まった経営者の質の低さを感じます。
経営者は、雇用を守り、利益を出して税金を払う。
最低これだけの社会貢献をしなければ、会社など興そうとは考えるべきではありません。