待った無し
BSで日本の中小企業の数が380万社もいらない、早晩半分以下になるだろうとの趣旨の討論会が有っていました。
後継者不足やM&Aが原因の一つですが、それ以上に需要そのものが無くなる可能性の言及も有りました。
新聞紙面でも日本国内に限らず、海外でもM&Aの記事で賑わっています。
我々の業界でもそうです。
先ず一気に専門店化が進みました。
輸入車専門店が先行しましたが、次にホンダ、カワサキが大胆な戦略で、店舗の絞り込みに着手したのです。
少々遅れてヤマハも同様の政策となりました。
私は1990年頃にこの事態を予想していました。
同業者に馬鹿にされながら、利益の出ない専門店化と新車販売メインを目標としてきたのです。
ただ1点読み間違いが有りました。
大規模な店舗を少数作るよりも、小さな店舗を数多く作る方がお客の為になると考えたことです。
実際はメーカー主導で大規模な店舗を少数になったことです。
全体の需要減が、ここまで激しくなることを予想できなかった私の甘さでした。
これからは今以上に、売上高を追うよりも、利益率アップに舵を切らないと経営は成り立たなくなるということです。
それから、同じ商品を安売りする店が商圏にある場合は、さっさと逃げるか別の商品を扱うことが重要です。
それも圧倒的なスピード感を持って!!
残した店で、優秀な社員を留める環境創りと、接客の更なる向上、そして何より技術力の向上の3点セットをやりきることが必須です。
それぞれに具体的な行動を直ちに起こすべきです。