有為転変
「ういてんぺん」
広辞苑によりますと、「この世は因縁によって仮にできているから、移り変わって暫くも一定の状態にないこと。世事の移り変わりやすい事」
4級に進級した書道の、今年最後の題目です。
環境や原因や条件でいろんなことが身の回りに起きます。
それらのこと毎に、一喜一憂していても始まりません。
もとは仏教用語で、『この世は無常ではかないもの』という意味です。
つまり、このように達観した方が楽なのです。
ただ、いくら第一線を退いた私と言えども、「有為転変」や「座って半畳寝て一畳」の気分にはとてもなれません。
若かりし頃の「気宇壮大」は流石にないものの、せめて『人間万事塞翁が馬』くらいの気持ちで過ごしたいと思っています。