改めて会社とは

私が創業した時の目的は簡単でした。

入社した会社の違いで、年収が変わったり人生が変わったりすることに疑問を持ち、どうせなら自分の力で富を得たいと考えました。

 

オープンしてからは、先ずは家族4人で食べていくには月に20万円かかるとの魔ダムの意見に汲々としていました。

富を得るどころか、普通の生活もままならない現実が次々に襲ってきました。

兎に角、自分自身の生活が一番という1年が続きました。

 

1年後に初めて社員が一人入ってきて、この考えが変わっていきました。

自分の生活以上に、社員一人の生活を何とか守ろうとの強い意志が産まれたのです。

 

業績の向上と共に、社員も増え、彼等の生活を守ることが一番になってきました。

自分の給料を増やしても、増やした分は運転資金に回していったのです。

 

そうこうしながら、32年過ぎて思うことは、雇用を守り税金を納めること自体が社会貢献だと。

社員の給料を上げながら、残業を無くして、休日を増やしていきました。

 

これからの激しい環境変化に耐えながら、厳しい決断を経営者は迫られます。

そんな中でも息子達には、会社の定義を改めて心に留め置いてもらいたいと思います。

「社会に貢献し、社員の幸福を実現する、結果として自分も豊かになる」

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