小さな一歩の積み重ねこそ、大きな成果に繋がる
我々二輪業界のこれからを推測しますと、総需要が減ることと人手不足による販売店の激減です。
車体本体も部品や人件費の高騰により高額となってきます。
高額商品を扱う少数の店という布陣となります。
生き残ったその中での差別化は、やはり技術力だと思います。
調理師や医師と同じで、こつこつと一歩ずつ技術の修業を積んでいくようなメカニックが何人いるかで差がついてきます。
弊社でも不器用ですぐに上達しない人もいます。
しかし、努力を怠らず一歩ずつでも前に進むタイプは必ず素晴らしいメカニックとなります。
人の命を預かる仕事です。
修行の途中でプレッシャーに押し潰されそうになったり、技術力が向上しなくて嫌になったりすることもあります。
それでも、前へ前へと小さな一歩を進めていけば、振り返った時には、かなりの距離を来たことになっているのです。
最近3~4年で会社を去る人が増えています。
本当に勿体ないと思います。
真面目に10年もメカニックをやれば、噂に上る人になり、自然と高額の修理を任され、収入も増えていくのに。
数年で職を変える人は、時間を無駄にしていると言っても過言では有りません。
何も身に付かないまま年を重ねるだけです。
そういうタイプの人は、今後AI時代が本格到来すると、とって換わられる最初の人となります。