知らなかった
先日奥歯の詰め物が取れて、新しい保険適用の銀歯をいれました。
その時に歯医者から、取り出した詰め物を渡され、これは「金」ですから、しかるべきところへ行けばお金に変えられますと言われました。
たまたま近くの宝石、時計専門店に義母の古い時計の電池交換に行った折、店内に「金 買取」との張り紙がありました。
そこのいかにも技術者風の店主に詰め物の話をしますと、確かにお金になるとのこと。
そのことを思い出し、昨日陽気に誘われて、徒歩で10分ほどのその店を再訪しました。
早速例の詰め物を店主に渡しました。
大きなルーペでその物体を見つめながら「これ、金と言われました?」と店主。
こちらへお越しくださいと言われ、彼の作業台まで。
そこで、グレーの素焼きのセラミック板を出してきて、そこに詰め物をこすりつけました。
数本の傷がつきました。
「この傷に、この硝酸をかけます。金でしたら傷は消えません」
じっと見つめると、あっさり消えました。
「残念ですが金では有りません」
少々恥ずかしくもありましたが、金の鑑定方法を一部知ることが出来て、何か得した気分になりました。
やはり街に出て、いろんなことに関心を持つことが今後の第二の人生には必要だと思いました。