経営者の要件
日経トップリーダーの最新号についてきた、トップの情報CDをじっくり聞きました。
その中で、特に印象が強く残ったのが湯佐和会長 湯澤剛氏の「心が折れない経営者のつくり方」でした。
36歳の時に父親が急逝し、仕方なく社長になった会社が、40億円の借金と、25億円の債務超過という最悪のスタートからでした。
借金取りに追われ、身内の社員に裏切られ、横領など日常茶飯事、そんな会社の経営でした。
思わず、電車に飛び込もうとした件などは、他人事とは思えませんでした。
その時にどうやって克服したか。
A4の紙3枚に最悪の事態を詳細に記述していったそうです。
「会社の破産、自己破産・・・・etc.」
何だたったこれだけのことか!?と我に返ったとのこと。
何時までも頭で考え、悩んでいたら、悪い方悪い方に考え方が偏り、行動を縛ってしまうとのこと。
先の結果を考える前に、先ず出来ることをすぐに実行に移していけば、自ずと光明は見えてくる。
この会社は飲食業なのですが、どうしようもない店だらけだったのを、業績を上向かせるために取った行動は、たった1店を繁盛店にするように全力を注入したそうです。
そこで成功した体験を横展開していくのです。
その中でも肝になる言葉がありました。
1.何を捨てるかを明確にすること
2.何をやらないかを明確にすること
長所をどんどん伸ばすには、その分捨てるものもしっかり捨てる。
これからの小売業にも当てはまると感じました。
夕食を食べに来た愚息達と魔ダムにも強制的に聞かせました。
このCDを聞いて何も感じなければ、経営者には絶対になれないと思います。