悩むことは成長する事
一昨日、昨日と続けて家族で会社に関する会議を行いました。
最近、入社して日も浅い人が辞めるというので、愚息達も悩んでいました。
人材で悩むことも経営に関する重要な経験です。
私は、一人で創業したので、素人だろうが経験者だろうが、手伝ってくれるだけで有難かったものです。
弊社の社是である「信頼と感謝」の感謝は、その意味では先ず従業員に当てたものです。
その従業員に報いるにはどうしたら良いか考えた末に、責任だけは自分が取って、店を任せるというシステムを考えだしました。
資金繰りや不動産の折衝等で、非常に苦労しましたが、私に付いてきてくれる社員に報いようと必死でした。
今までたくさんの人が入社し、たくさんの人が辞めていきました。
その都度ショックで反省し改良を加えてきました。
その努力の甲斐あって、取引先からは働きやすいホワイト企業と言われるまでなりました。
それでも不満を持つ社員は出てくるものです。
私はある時から、人材では悩まないようになりました。
『来るもの拒まず、去るもの追わず』に徹するようにしたのです。
中には辞める人に対して冷たいと思われている節があります。
これに反論する気はありません。
何故なら、恋愛関係に似ているからです。
何かの縁で、付き合いはじめ、その人の為に一生懸命尽くしても、振られるときには振られます。
何度もその体験をすると、自己防衛が働くのか、常にもっといい女をものにするぞと、前向きに考えるようになったのです。
自分を振った女に後悔させてやると思うことにしたのです。
人が羨ましがる会社にすればよいのです。
私より格段気持ちが優しい愚息達です。
私のように割り切れず、悩むのは良いことです。
残ってくれた社員に大いに感謝して、具体的な方法で報い、常に今以上の会社にする努力を続ける意志が有れば、大した問題ではありません。