烈士 暮年 壮心 已まず
各店舗を回って、ああしろ、こうしろと言いたいことはかなりあります。
そこをぐっと我慢して、余程のことでもない限り、口出ししないようにしました。
失敗を含めて、次世代の社員が自ら考えて会社を良くしなければ、生き残れないからです。
今までは私のトップダウンでした。
しかし、最近の環境の変化の速さを考えると、衆知を結集した方が失敗は少なくなるし、より柔軟に変化に対応できる気がしています。
よって店に行く回数が極端に減ってきました。
朝から新聞2紙を隅から隅まで読みます。
気付いた事項をノートに記入します。
ここまでは、今までと然程変わらぬルーティンです。
それからはと考えました。
先ずは10冊ほど積み上げられた本を読むことにしました。
どの本を読むかを考えた時に、何のために読むのかを自問しました。
充実した悔いのない人生を送るためです。
どうしたらそのような人生が送れるのか、なかなか答えが見つからずに、ヒントを求めて、古い「学問のすすめ」を読み直しました。
そこから得たものは、何か人や社会に役立つ実学を探しだすことでした。
読後に更に原点に立ち戻ろうと思い「菜根譚」の簡易訳本を読みました。
面白くなって、その詳細本を現在読んでいる途中です。
儒教、道教、仏教を融合させた「菜根譚」は、現実社会に大いに役立つと思います。
若かった頃と違って『徳』の重要性を再認識しました。
表題は「曹操」の言葉です。
「男らしい男とは、晩年になっても、何かやってやるぞというチャレンジ精神を持ち続けている」