利益とキャッシュ
最近、弊社の各店長も資金繰りにだいぶ慣れてきました。
黒字倒産の意味もわかりかけてきたようです。
簡単に言えば、利益は最近のPCを使えば如何様にも操作が出来ます。
しかし、キャッシュの収支だけは、必ず結果がはっきりと出ます。
会社経営の基本は、この余ったキャッシュ(純粋な利益)を如何に積み上げていくかです。
一般的に
「利益は意見、キャッシュは現実」と言われますが、正しくそうです。
現金の収支が黒字でありさえすれば、倒産することはほとんどありません。
商店であればPLだけ見ておけばよいでしょう。
しかし、企業となるとBSが重要になり、更にCFを忘れてはいけないのです。
月次決算の確定実績が出ますと、私は先ずBSに目をやります。
そこの現預金の絶対金額を見るのです。
その金額が平均月商の2倍あれば安心です。
逆に1倍未満だと非常事態なのです。
そこからCFの営業CFをじっくりと分析します。
ここが月を追うごとに黒字の状態でしっかりと増えていれば、気分も落ち着くのです。
我々の経営の仕組みは、既存店から一部のお金を招集し、新規店舗が軌道に乗るまで助けるシステムです。
経験則から軌道に乗るまでおおよそ5年ほどかかります。
その間、既存店は余計な支出が増えるので、知恵がいります。
このツボを各店長が完全に理解出来たら、弊社はかなり強固な会社になれます。
それこそ一気に出店の速度が増していきます。
今年の実績はあまり芳しくありません。
競合店も総じて、良くありません。
悪い環境こそ、チャンスなのです。
1年に最低でも1店は出店したいと、考えるようになりました。