メインバンク
午前中に取引銀行の担当者が本部に来ました。
例年と同じく、決算報告書を渡しました。
別途、店ごとの実績表も渡しています。
我々中小企業経営者にとって、メインバンクがいかに重要か
理解されていない人達に数多く会ってきました。
経営の理念や社会貢献性がいくら立派でも
会社の存続には資金が必要です。
自社の経営状況や財務状況をチェックして貰うためにも
重要なパートナーがメインバンクです。
そのパートナーと信頼関係を築くには
先ず経営者が正直でなければなりません。
経営していると良い時ばかりではありません。
悪い時こそ、経営者の言動が重要性を増すのです。
日頃からスタッフに言ってるように
数字は正直です。
その数字の塊である、『決算報告書』を1冊丸ごと
銀行に渡すということには、大きな意味があるのです。
私は創業当時から続けています。
無借金経営が理想であることは間違いないと思います。
ただ、無借金で資金を回せるほど私には才能がありません。
当然ですが、安易に借金することは自分の首を絞めるだけです。
ただ、人・物・金全てが揃ってから何かを始めようとしていたら
そのこと自体が終りに近いというくらい、最近の環境変化のスピードは速いのです。
愚息達に、『小さな嘘はつくな』と言い続けている所以です。