大きなチャンス
「現状維持は衰退の始まり」と言い続けてきましたが、
アメリカの生物学者であるヴォン・ヴェーレンが
同じことを違った視点で言っています。
「その場にとどまるためには
全力で走る続けないといけない」
私なりの解釈では、
『他社の進化を上回るペースで変化し続けないと
存在し続けることはできない』
二輪業界唯一の上場企業である「バイク王」が
二期連続の大赤字になりました。
ビジネスモデル自体が簡単で、全国に店舗を構えだした段階で
こうなることは簡単に予想できました。
私が15年近く前に経験したことを今気づいているのです。
赤字からの脱却の方法を、「買取から小売りにシフトする」としていますが
既に遅すぎます。
メーカー取引が無い限り、もっと言えば
専門のディーラにならない限り、生き残っていけないことは
この私でさえ、10年以上も前に感じていたことです。
これからは、さらに先を行き、ディーラーの選別が始まったのです。
国内新車の販売台数を25万台位に設定した
国内メーカーは、販路を絞り出しました。
外車系も同様です。
この数年で激変する2輪業界は、非常に大変ですが
このような時こそ、一気に成長するチャンスでもあります。
『祖業』に拘らない姿勢が求められると思います。