いろんな形
最近、結婚しない若者が増えていたり、
離婚率が年々上昇していたりと
結婚に関する考え方に大きな変化を感じます。
先日、学生時代の後輩がとある女性を連れて
長崎から我が家に来ました。
その彼女を私に紹介するためです。
彼は離婚後母親と二人で生活していましたが
その母親が亡くなりました。
とある女性は、若くしてご主人を亡くされ
こちらも一人暮らし。
共にお子さんたちは独立して家庭を持っておられ
それぞれに身近で生活しておられるとのこと。
わかりやすく言えば、一人暮らしのお爺さんとお婆さんなのです。
二人は、最初再婚も考えたそうですが、子供たちや孫のことも考え
止めることとし、良きパートナーとして過ごそうと。
とある女性は後輩より年上の私と同じ年。
お互いに枯れるには早すぎます。
私はとても良いことだと焚きつけました。
人生の残り20年余りを一人で過ごすのはあまりに寂しすぎます。
私の行きつけの海の見える寿司屋に連れて行き、
その後にゆっくりお茶でも飲んでいろんな話をしようかと思いましたが
二人の様子を見て、食後すぐに宿泊先まで送り届けることにしました。
二人の楽しそうな、それでいて夫婦と違う少し遠慮のある距離感と
甘えたい動作を抑えている空気感がとても新鮮で素敵に思えたからです。
地球上には男と女しかいません。
幾つになっても、恋愛は人を輝かせ、若返らせるものだと
久し振りに実感しました。