言葉のナイフ
最近ほとんど完治した母が、昨年3月頃から数か月間、
人間関係や夫婦関係でうつ病を発生してから、
私も『心』について自然と考えるようになりました。
そして、心、つまり精神的なストレスが如何につらいかを
この年になって身をもって体験するとは
本当に皮肉なものです。
身体は如何に疲れようが、痛かろうが
おそらく次第に良くなるであろう予感がそうさせるのでしょうが
いつの間にか眠りにもつけます。
しかし、精神的ストレスはどれだけ睡眠不足だろうが
眠くならずに、呼吸すら苦しい状態が続くのです。
自分が絶対だと思っていたものが脆くも崩れ去ったり
大きな裏切りにあったりと原因は様々な複合的なものでしょう。
ただここで見落としていけないものは
「何気ない一言が相手を大きく傷つける」ということです。
所謂『言葉のナイフ」です。
これは、出してしまったら元には戻りません。
相手の心の深いところまで到達してしまい
決して消えることのない大きな傷になります。
私の最大の短所である、すぐに激高することは
その状態を誘因する大きな要素になります。
今年の5月5日から『我慢する』と誓ったのですが
なかなかその境地に到達しません。
自戒を込めて『我慢して言葉を選ぶ』を徹底しようと
再度思わされました。