時代の流れ
とある外資系2輪のセールスと会食する機会がありました。
二輪のグローバルの動きとそれに伴う
日本国内の動きが読めていつも参考になります。
彼曰く、今後の国内二輪業界の総需要は横ばいが精一杯、
よって他社と差別化するために、立派な店舗を
新規に作っていく、ディーラー数は減らしていくとの見解でした。
需要が喚起されない状態で、既存のディーラーが
大きな投資をするのか疑問をぶつけますと
きちんとテリトリー制を取るブランドであれば
4輪外車中古販売会社の大手が続々名乗りを挙げているとのことでした。
実際に彼のタブレットで外観の写真を見ますと
国内の日産やマツダ等のディーラーより遥かに立派な
素晴らしいものでした。
それこそ、億単位の投資金額です。
二輪業界はあまり儲からないが、異業種からの参入がない事が
一番のメリットと考えていた私には、大きな衝撃でした。
恐らく、ホンダ、カワサキ、ヤマハの政策も
同様の事情からでしょう。
先んじて行ったハーレーのディーラー政策は
行き詰っています。
それでも、今後この傾向は続くものと覚悟が必要です。
時代の流れとはいえ、引くか、打って出るか
経営者は大きな決断を迫られています。
打って出るなら、早いもの勝ちでしょう。