ここまできた
ある日の日経新聞と西日本新聞に大手不動産販売会社の
カラーのA4チラシが入っていました。
表面は会社のPR。
裏面が全面をフルに使用して、たった1軒の物件に関するものだけでした。
それも中古の戸建て。
平成10年築、97坪の敷地に延べ床面積76坪の2階建て。
地下鉄駅まで徒歩8分。
6LDK中、3部屋のカット写真が掲載されていました。
和風でありながら吹き抜けの、如何にもコストがかかったような
造りでした。
地下鉄駅まで8分という段階で私の興味は失せましたが
何と価格が2億円。
私が良く知る場所でもあるので、地価は大体想像できます。
そこから逆算しますと、建物に相当大金をつぎ込んだことがわかります。
相続絡みか、年老いて子供達が自立し夫婦で住むには
広過ぎると思ったのかetc.
いろんな想像を掻きたてます。
それにしても、普通には表に出てこないような、
このような高額物件が新聞のチラシになるのです。
福岡市の不動産に対する考え方を一時も早く変えた者のみ、
それも常識破りほどの者のみが
数年後の果実を得ることができると思います。