遂に来たか
2017年2月7日の日経新聞朝刊13Pの「企業・消費」欄に
次のタイトルが並びました。
「二輪車 国内販路を集約」「市場縮小、テコ入れ急ぐ」と。
再三既述していますように、日本国内の二輪販売台数は
1982年のピーク330万台から、昨年は30万台までに落ち込み続けています。
既述の中には、二輪販売は「成長が望めない」とあります。
また、「小規模な販売店は店をたたまざるをえない」とまであります。
20年前から予想されていたことです。
それが遂にメーカーの尻に火が付き急激な変化となって
現れて来たに過ぎません。
弊社の本業はこのような、見た目には『悲惨な?』業界なのです。
果たして本当に先行きが真っ暗なのでしょうか?
その通りになるならば、売上高が10億円にも満たない弊社が
3年前に引き続き、今年も大型投資を行うことは狂気の沙汰です。
天邪鬼の私は、多くの人が「やらない方が良い」と思うことは
「是非やるべき」だと考えますし、
何事も『やり方と考え方次第』でどうにでもなるとの単純な生き方です。
お互いの会社の決算書を見せ合って、より良い会社にしようとする
3社が私の周りにあります。
地域は全て県外で大都市もあれば田舎もあります。
規模的には中堅どころで、流動性比率は150%を優に超え
当座比率も100%以上。現預金も売上高の1.5ヶ月以上。
減価償却費等もシビアに計上された厳しめの決算です。
地方銀行であれば正しく垂涎の的。
3社の内2社は無借金経営。
残りの1社も売上高に対する借入金比率は20%以内。
どの店も一人当たりの売上高と粗利益が弊社の1.5倍と
我々とは比べ物にならない優良企業なのです。
弊社はこれらの企業の背中すら未だに見えていません。
逆に言うとそれだけ伸びしろがあるという事です。
まだまだ成長できる要素が満載という裏返しでもあります。
また、ここが私をワクワクさせる最大の魅力なのですが、
市場が急速にシュリンクしてくると既存の秩序が一気に崩れることです。
我々から見れば雲の上の存在だった会社や大きな店との
売上高逆転現象は起こりやすくなり、
お客様の支持を得れば、一気に市場占有率を上げることができ
今までのレッドオーシャンがブルーオーシャンに変わるのです。