三本の柱

弊社も来年の2月で創業30年を迎えるわけですが

振り返りますと、常に資金繰りの歴史でした。

言い替えると、借金返済の歴史でもあります。

 

自分で必死に貯めた800万円の創業資金は、

あっという間に底を突き、私や魔ダムの親にお金を借り、

少しずつ返済しながら、銀行から初めて300万円を借り入れします。

 

このお金を借り入れるにも、当時わざわざ熊本の実家まで出かけ

父親の連帯保証を取らなければなりませんでした。

 

次のステップは保証協会を通して、私と魔ダムの連帯保証で

1000万円借り入れることが出来るようになりました。

担保となるものは何もありませんでした。

 

その過程で資金調達の勉強も熱が入り

低利固定の政策金融公庫からも2000万円借り入れが出来ました。

 

会社が成長するにつれ、資金調達も外から色々な情報が入ってきて

当時3行とお付き合いをしながら、どんどん金利に敏感なりだしました。

そのうちに人間関係から発展して、大勝負した私の自宅購入を

強烈に後押してくれた現在のA銀行に取引を1本化したのです。

 

有難いことに、プロパーで低利で融資をして頂けるので

安定した資金繰りが出来るようになりました。

借金を減らすことだけを考えていましたので

「保証協会」「政策金融公庫」の借り入れもなくしました。

 

しかし、「銀行のプロパー」「保証協会」「政策金融公庫」は

それぞれ別枠で資金提供することが分かりました。

簡単に言えば「銀行のプロパー」を中心として

他の二つが補完する体制です。

 

異常なマイナス金利の日本経済の現状を考えた時に、

チャンスと思えば果敢に挑戦できるように

資金に余裕を持たせることは非常に重要です。

 

「政策金融公庫」「保証協会」からの借り入れを

再開することにしました。

 

 

 

 

 

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