右
既述していました、東京大学法学部卒業の弁護士H君の
お母さんとお話をする機会がありました。
どのような高校生だったかを聞きますと、塾にも行かず
テニスに明け暮れていて、読書と言えば、
漫画本ばかり読んでいたとのこと。
ただ勉強する時には、周りに人がいようが
騒がしかろうが全然気にせずに、他人の話を聞きながら
集中できていたようです。
県立高校でしたので恐らく首席での卒業と思い
お母さんに聞きますと、やはり卒業式で
「右総代」として挨拶したとのこと。
久し振りに聞く「右総代」でした。何故「左」ではないのか
調べてみました。
理由は、日本では縦書きで右から順に名前を列挙し
最後に代表者の名を期すことから来ています。
また中国では漢の時代から、役職の上の人が右に並ぶことになっていて
常に自分の右側は自分より位が上だったことから
何かに長けた人物の事を「右に出るものがいない」といっていました。
「左遷」はこの逆から来ています。