微かな僥倖

既述していますように、今年の私は「福徳運」で

良いことだらけと思っていました。

ところが、母の入院にマジェスティの死に地震と良くないことが

続きました。

 

今では、支えて下さるいろんな方々の励ましにより

元気で仕事に復興に動き回っています。

 

つい先日、東京の銀行に勤めています私の弟が

飲料水やその他の支援物資を大量に積んで

埼玉から長期休暇を取って陸路車で福岡入りしてくれました。

 

翌日、弟は父と熊本入りして入院している母を見舞い

その足で両親の故郷である鹿児島、宮崎まで行き

墓参りしてきたそうです。

 

二泊目の鹿児島からの帰りに、弟が

いつまた母に会えるかわからないということで

再度病院を訪問したら驚きが待っていました。

二日前には車いすで面会した母が、今回は

看護士さんに支えてもらいながらも歩いてきたとのこと。

 

何時頃からそのような意識が出たのか

看護士さんに聞きますと、「地震の夜」からだそうです。

入院してからほとんどしゃべらず、涙だけ流していたのですが

その日を境に「怖かった」と表情に生気が戻ったような感じだったとのこと。

 

恐らく本当に怖かったのでしょう。

ただその極限状態が『うつ病』の何かの殻を壊したのではないでしょうか。

この微かな僥倖を聞き、更に私を元気にさせてくれました。

 

 

 

 

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