流れ
少子高齢化の影響と未だにデフレ脱却を実感出来ていない昨今、
グローバル競争の激化もあってか、大手企業ほど合併等を
急いでいます。
当然M&Aも盛んに行われています。
優良な大企業ほど先を見越してこのような行動に出るのです。
ところが、中小の企業がほとんどの我々二輪業界も
この「流れ」が急に起こり始めています。
外資系を始め、国内各社も販路を大型専門店に
絞り始めました。
そんなさなか、あるバイクショップの社長から
私に相談したい旨の内容の電話が携帯にありました。
さほど親しい間柄ではありませんでしたが
私の信条の「頼られたら無私の気持ちで、できる限りのことを」と
車を飛ばしてその店まで。
内容は、自分はもう年だし、3社ほどから
会社を売って欲しいと言われていて
このまま続けるのか売却するのか悩んでいるというものでした。
よく聞いていますと、諸事情があり続けるべきか
売却するべきか悩み深そうでした。
私のアドバイスは、
「全ての諸事情を排除して自分はどうしたいのかを
もう一度真剣に考えてみる事」というものでした。
結論は決まっています。
売るべきなのです。
どうしようか悩んでいる状態に一旦なったら
この厳しい環境下では続けることは傷口を広げるだけだからです。
それにしても、我々のような業界でさえ
身近にM&Aの流れが押し寄せていることに
少々驚きました。