卵が先か鶏か
弊社の第二の柱としての不動産賃貸業の新しい形として、
今年の2月にコンビニをオープンしたことは既述しました。
その件で尽力してくれた流通業のT氏と建設会社のM氏を
招待して夕食会を行いました。
その会の中で、弊社の3県にまたがる全店を
車で回ると年間2万キロほどの走行になり、
燃費と車の耐久性がポイントになる話をしました。
するとT氏いわく、
「私は北九州がエリアですが年間走行距離は5万キロです」
M氏も「北九州だけで年間1.5万キロです」と。
体験上、移動距離は仕事量に比例します。
どれくらい仕事をしているか二人に尋ねました。
「表向きは週休二日だが、常に目標がありあまり
休んだことが無い。当月目標を達成し且つ翌月分も
見込みがある場合でも、上司から当月に回せと言われ
休まずに回しても、翌月になると
何故目標達成しないか厳しく問われる」
本社から部長が来る会議では、
机の上には何も置かないようにしているそうです。
実績が悪いと、その人めがけて物が飛んでくるとのこと。
パワハラじゃないのと問うと、基本スタンスは
『出来ない奴はいらない』で閑職に回されるそうです。
況や男性が「育休」など取ろうもんなら、帰ってきて席は無し。
この二社ともに業界トップの増収増益上場企業です。
学生の就職希望ランキングも上位です。
どんどん世界にも進出しています。
つまり世界中で、世界基準でビジネスの戦争をしているのです。
負ければ終わりのシビアさが、社員にもこのような
要求をさせるのです。
給料がいいから、このような環境でも耐えられるのか
それとも、このように心身すり減らしながら猛烈に働くから
給料がいいのか。
どちらにしても我が二人の息子達が、
まだまだ「ぬるま湯」に浸かっている事だけは
確かだと思い知らされました。