身の丈

YSP小倉店に行く前に、久し振りに「資さんうどん」で

昼食をとりました。

相変わらずの繁盛で、午後1時半をすぎているのに3組待ち。

 

私は、いつも決まっての、「わかめうどん」に

おでんの「卵」「こんにゃく」「大根」です。

 

食事を済ませ会計の場所に行くと、精算まで3組待ち。

手持無沙汰にレジの奥の方に目をやると

一般家庭にあるような標語の日捲りカレンダーに目が留まりました。

 

『身の丈に合わせた日々を送ろう。

決して背伸びしてはいけない。

身の程を知ろう。』

みたいなニュアンスの言葉がそこにありました。

 

「ふ~ん」と私。

確かに間違いではないと思いますが

じゃ「身の丈」とは何なのか?

 

広辞苑で調べても「身長」などとしか掲載されていません。

そこで「身の程」を調べますと「自分の身分・地位・能力の程度」。

誰がどの尺度で測るのか何処にも書かれていません。

 

庶民的な感覚でとらえると

「限られた収入相応の暮らしをしなさい」ということでしょう。

このことは確かに大切な心構えですが、私は

「身の程を知ったうえで精一杯背伸びしよう。」という考えです。

 

背伸びは、地にまだ足がついている状態です。

何か違う風景が見えるかもしれないという期待感は

とても重要だと思います。背伸びが疲れたら、

踵を降ろせばよいだけです。

 

『乗りかかった船には乗れ』

『襤褸は着てても心は錦』

『実るほど頭の下がる稲穂かな』が信条の私にとって

不用の標語でした。

 

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