経営のヒント
鹿児島に昔から有名なかき氷の「白熊君」がありますが
それを小さくパッケージ化した商品をセブンイレブンで
販売しています。
私は、ダイエットには良くないと理解しつつも
冬でも買って食しています。
神奈川県鵠沼(クゲヌマ)海岸に「埜庵」という
かき氷専門店があります。
1杯1000円近いかき氷だけを年中販売する店で
冬でも行列が出来るそうです。
普通に考えれば、季節商品で,ほとんど付加価値のないものとして
このような専門店を出店しようとは、私なら絶対に思いません。
実際経営者は、何度も「やめよう」と思い、資金繰りがきつく
「死にたい」という考えを持ったこともあるそうです。
遠くから足を運んで下さるお客様の笑顔に助けられ
経営者はここまで来るのですが
お客様は「かき氷を食べにくる」のではなく、
「『埜庵』を食べにくる」ことに気づかれました。
次に彼は「氷の温度は何度が良いか」
「削り方はどうのようにしたら美味しいか」
「シロップのかけ方は・・・・」というように
小さな事を徹底して追求し、差別化していくのです。
差別化とは「紙一重の差をいかに積み重ねられるか」が
彼の信念になります。
美味しいの後に『また来たい』と言われる店になりたいそうです。
彼のかき氷店より、はるかに我々バイクショップの方が
経営しやすいと思います。
まだまだ「小さな紙一重の探求」が
弊社グループ店長には足りません。