経営のヒント
最近のブログで、中小企業が生き抜くことが
難しくなったことを述べました。
各店舗から送られてくる日報で、あまり芳しくない実績を知ったり
資金不足の窮状が記入されてくるのを見るにつけ
ひしひしとその事を実感します。
このような状況の時にこそ、経営者の資質が問われます。
大企業は新任の社長がその状況を打開できずに失敗しても
次の社長に変わればその会社は継続していきます。
ところが、中小企業はその時点での経営者が失敗すれば
殆んど倒産し、その経営者は全てを失い一族郎党が
路頭に迷います。
このような厳しい現代の環境下での
中小企業の経営者にとって一番重要なことは、
どのようなことをしてでも(法律違反を犯さず)、
会社を存続させることだと思います。
その存続させるために必要な経営者の資質とは
何でしょうか?
私は、間違いなく『臆病であること』だと思います。
時代背景、会社の規模等によっては『決断力』『先見性』
『率先力』『統率力』etc.と言われてきましたが、
そのどれよりも『臆病さ』が勝るのが今なのです。