遅ればせながらのプレゼント
私の誕生日におめでとうを電話やメールで
言ってくれた人が数人います。
こんな私でも祝って頂けると、心から嬉しくなります。
そしてそれらの人を愛おしく感じます。
イベント好きで気が利く次男坊夫婦はブランド物のパジャマを
しっかりその日にプレゼントしてくれました。
冬用でしたし、長袖があまりなかったので
非常に重宝しています。
長男坊は、対照的にそのようなことに
殆んど無頓着というか気が付きません。
そこで、私からプレゼントは一番シンプルな
「万歩計」が良いと予め言っておきました。
待てど暮らせど私に渡す気配がありません。
そこで、おかしな話なのですが
「お前、忘れていない」と尋ねますと
「ああ、ええ・・・」と。
「もうよか、自分で買うけん」といったその夜に
彼は、オムロンの高級品を買ってきました。
高級品は使用方法がわからないので
シンプルなものを頼んだにも拘らずです。
そこで、また私に怒られました。
「あれだけ言ったのに、遅れるは、違うのを買ってくるは」と
すると長男坊は「わざわざ高いプレゼントを買って怒られた」
「何でん、俺が悪るくなる」と。
ある日、次男坊が家に来て、その万歩計の説明書を見て
スマホにソフトをダウンロードしてくれました。
扱い方を聞いて利用しますととても便利で
慣れると使い方も簡単に思えてきました。
改めて長男に「この前は悪かった、とても使いやすい」と
私は素直に謝りました。
すると長男は「俺は褒められたことが無い」と。
確かに、そう言われればその様な気がします。
何故かしら長男には、大きな期待をかけてしまいがちなのです。
未だに一緒に住んでいて粗が見え過ぎるのかもしれません。
すまないと思う気持ちと、歩く気になる便利さで
この「遅ればせながらのプレゼント」を
毎日ズボンに入れ、スマホとのデータ送信して
グラフで管理しています。