400年の重み
長寿企業のドキュメンタリーはなるだけ
見るように心がけています。
何かのヒントを得て、自社の経営に活かそうと思うからです。
今回は400周年を迎えた、山形県村山市にある
「高木酒造株式会社」のものでした。
この会社は長年酒造業界のトップを走り続けています。
15代目の現在の高木顕統(東京農工大卒)に
長寿企業の秘密を聞きますと
「驕り、高ぶりを持たず先代の教えを受け継ぎ
革新を連続させる」
昔からの杜氏が高齢で蔵に来れなくなり
当時では前代未聞の蔵主である自分が仕込みを
しなければならなくなりました。
不眠不休で「十四代」という銘酒を完成させたその時に
そのまま倒れ緊急入院をしたそうです。
データに基づき最新の機械を導入、その上に
自分の研ぎ澄まされた五感をフルで働かせる。
三年前には蔵の中で心筋梗塞で倒れ
偶然発見した妻の蘇生で生き返ったとのこと。
日本一と伝統と歴史を守り抜くというのは
正しく命がけだと伝わりました。
生死を彷徨った結果次の事を学んだそうです
1.人に任せる大切さ
2.家族の大切さ
3.現場から離れることによってより鮮明にわかることがある