軽減税率
一昨日の朝刊で、軽減税率の品目に一部加工品を加える予定と
掲載されていました。
本当に呆れかえる話です。
英国やドイツで先行して導入され、その結果が思わしくなく
最近のユーロ諸国では取り入れている国はあまりありません。
税の専門家や経済学者のほとんどが、軽減税率導入に反対しています。
公明党が選挙公約にしたという理由だけで、与党の自民党が
擦り寄る形でこのような愚策が決定されようとしています。
この税の投入が厄介なのが、一見すると弱者救済になることです。
なるわけなどないのです。
お金持ちは高級な有機野菜に高級メロン、高級マンゴー、
高級コシヒカリに黒毛和牛、関サバ、関アジを
沢山購入しその分、裕福でない人の何倍も税を免除されます。
「生鮮食料品・加工品」を食料品の中からどう線引きするのか
殆んど茶番の決定しかできないでしょう。
同じ食べ物を食べても外食は消費税がかかるが、自炊はかからない。
もともと消費税アップは、日本の借金が膨大なために
それを少しでも減らすために、特に、社会保障費増大を
補うために、全国民に痛みを共有してもらうものです。
公明党が1兆円分の軽減税率を要求するくらいなら
消費税を上げない方がもっとすっきりします。
最近の、政治に翻弄されるつぎはぎだらけの税制に
かなり腹が立ったので、他の人はどう思っているのか
ネットで2チャンネルも含めて調べてみました。
いろいろ面白い標語が掲載されていましたので
その中から私が特に気に入ったものは
1.働いたら罰金 →所得税
2.買ったら罰金 →消費税
3.持ったら罰金 →固定資産税
4.いきているだけで罰金 →住民税
5.貰ったら罰金 →贈与税
6.死んだら罰金 →相続税
大金持ちが日本から脱出する気持ちも
わからなくもありません。