世間は広い
ある地方の私が懇意にさせて頂いています、バイクショップに
昨日お邪魔しました。
人口は1万人前後と普通に考えるとバイクビジネスは
成り立ちようがありません。
しかし、その店は、弊社の各店売上高平均の
倍以上の売り上げがあり、粗利率も弊社より少し高い。
お互いの会社のBS、PLを持ち寄り
各種データの検証を行いました。
すると、私より若いそこの社長の会社の特徴は
弊社より圧倒的に現預金比率が高いというものでした。
このことは、会社を倒産させない、一番の肝なのですが
普通はなかなか、増やす事は出来ません。
一般的には平均月商の1.5倍以上あれば優良と言われるのですが
そこの会社は1.8倍ほどありました。
素晴らしい旨伝えますと、社長自身の性格が
石橋を叩いて、叩き壊すほど用心深いとのことでした。
私などは、3割以上の確率があれば、すぐに借金して
行動してしまう方なので、非常に刺激的でした。
3時間ほどお話をして帰る頃には、お客様が7~8名も
おられて、一見して繁盛店と判ります。
何故、さほど需要が無い場所で繁盛するのか?
先ず、ご夫婦とスタッフ全員の『人間性の良さ』と
経営に対する勉強熱心さが素晴らしい。
また、最近の小売業のマーケティングで盛んに言われる
バイクを物として販売するのではなく、『事売り』を
しっかり実行されている。
その結果、遠方からでも自然と集客がなされていると
いうものでした。
恐らく商圏は半径100㎞あると推察されます。
このようなことを考えますと、その会社の凄さと共に
弊社もやりようによっては、まだまだ伸びると
先行きの明るさまで感じました。
私の様な者に声をかけて頂いた上に、お土産までもらい
恐縮至極でした。
最後に、借金の得意な私からのアドバイス。
借金総額はどれくらいが妥当か?
『債務償還年数』=総借入額÷(税引き後純利益+減価償却費)
この年数が10年を超えると危険。5年未満は優秀。