本気で伸びたいなら
既述しました、N銀行の総会で不動産賃貸業のA氏は私の右隣に
そして左隣に、主に結婚式のビデオを作成する会社の
B専務が座っていました。
彼は、この総会に初めての出席ということで緊張していました。
年齢が、37歳ととても若かったので、2代目かと尋ねると
社長と血縁関係はないとのこと。
最初にアルバイトで入り、無我夢中で仕事に打ち込んでいたら
今のポジションにいたそうです。
私の拙い話も一生懸命に聞き、質問もしてきました。
私の印象は、ピュアで素直な青年というものでした。
彼の一言が「社長が私をここまで引き上げてくれた。
何とか期待に応えたい」・・・可愛いことを言いますね。
このような感じで接して来られると、色んなことを教えようと
こちらも素直に思えます。
我が息子達や各店長は創業者の私から見れば
弟子みたいなものです。
芸能・文化それぞれの世界を見ればよくわかりますが
弟子は、有無言わずに師匠のやることなすことに
白紙で従うことです。
室町時代の世阿弥の風姿花伝に出てくる
『守・破・離』という言葉そのものが
師弟の関係を一言で物語っています。
本気で伸びたいと思うのなら、先ずは
徹底して『守』を学ぶことです。
ここを飛ばして、自分の個性を出そうとするので
伸びる芽も潰れるのです。
弊社でも、二人の息子達と共に店長の中にも
私の指摘に反論したり言い訳をすぐに行う者がいます。
また、私のこのブログの行間を読もうとしないばかりか
見もしない者もいます。
その様な者で仕事ができるものは一人もいませんし
実績が良い店も一つもありません。
このことは、サラリーマンにおける上司との関係でも同じことです。
先ず、どのようなことでも『はい』から入らねば
その先はないと思うことです。