寸善尺魔
「すんぜんしゃくま」と読みます。
広辞苑によりますと、その意味は
「世の中は良いことが少なく悪いことが多いこと」
交際のもつれから、相手を殺傷する事件が
連日報道されています。それも
若い女性が被害者になっている例は枚挙に遑がありません。
7回も失恋した私など、今であれば、恐怖の殺人者に
されていることでしょう。
また、孫や子供が祖父母や親を殺傷する事件も
後を絶ちません。
ご先祖や両親を敬うという、世界的にも至極当然な
古来からの道徳は、日本から消えようとしているのかもしれません。
国の最新調査
(児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査)で
小学生の暴力行為がこの7年間で
3倍に急増していることが判明しました。
この記事を読むと、凡人の私などはすぐに、
親の育て方が悪いのだろうと結論付けます。
ただそれだけでは何の解決にもなりません。
医学的には、攻撃性を抑える神経は、脳にあるセロトニン神経。
この神経が未発達だったり、働きが悪かったりすると
キレやすいと考えられるそうです。
その神経を活発化させるには
「早寝、早起き」と「朝日を浴びて体を動かす」という
言い古された行動を継続すること。
私も、子供達や社員から怒りっぽいと言われています。
考えてみればこれもまた、生活習慣病の一部かもしれません。
もう少し早く寝て「朝日を浴びて運動」を実行したいと思います。
良いことが、福山雅治と吹石一恵の結婚だけでは
本当に寂しい気がします。