疑ってかかる
二人の息子達と各店長に「数字で考えろ」と
私は常々言っています。
若い頃どんなに算数や数学が不得意な人でも
日常を数字に置き換えることを始めると
殆んどが苦手意識はなくなります。
ただそんな中でも注意が必要な簡単なことがあります。
それは、マスコミ等でよく使われる「平均値」なるものです。
見方や切り口を変えると
全然違う姿が出てくる場合があるからです。
統計学の分析手法での基礎的なものとして
「平均値(算術平均値)」
データを足し合わせ、足し合わせたデータの数で割る
「中央値(メジアン)」
全てのデータを小さい順に並べ、ちょうど真ん中にくるデータの値
データが偶数の場合は、真ん中の二つの平均値を取る
「最頻値(モード)」
データを階級分けして、そのデータが最も多く出現する値
(例)
年収 200万円が1人、300万円が4人、400万円が2人
500万円が1人、600万円が1人、3000万円が1人とした場合
『平均値』・・・630万円
『中央値』・・・350万円
『最頻値』・・・300万円
それぞれに、長所と欠点がありますが
日常生活における無意識な感覚は、
「最頻値」の様な気がします。