1%の勝ち組

久し振りに東京に出張しました。

会議の翌日、懇意にしているバイクショップを

訪問しました。

 

バイク業界は、値引き競争が激しく、業界全体もシュリンクしています。

新車などは定価で販売しても粗利率が10%前後です。

普通の店はその定価から7~9%値引きするのですから

経営のイロハもわかっていない人ばかりです。

 

このような環境の中、その店はほとんど定価で販売しながら

しっかり実績も伸ばしています。

総粗利率も30%を優に超えています。

今年1-7月の経常利益は、弊社グループの約10倍です。

 

私も半信半疑でしたので、成約書を見せてもらうと

確かに端数の100円以下の値引きしかありません。

全ての車両がこのような感じでした。

 

当然、それでも買って頂いて、満足していただく

仕掛けはしっかり行っています。

1店舗だけなら、その店主に思いがあればまだできやすいと思いますが、

それを、複数の店舗で全スタッフがきちんと実行できているところが凄い。

 

よく聞くと、その仕組みを考え作って、実行管理までしているのが

何と今年39歳のO君。

社長のS氏も彼に教えることはほとんどないと

中小企業大学校に1年間O君を通わせて、外部のプロの力を借りて

O君を更に成長させることにしたそうです。

 

弊社を含めほとんどのバイク屋さんが、「調子悪い、儲からない」と

口をそろえます。ところが、儲かって、無借金になり

これからは人材教育とばかりにスタッフを経営専門の学校にまで行かせる。

来年採用の新人も2級整備士をすでに3人確保済みとのこと。

素晴らしいと思いました。

 

細かいノウハウも聞きましたが、その土台になる

全員のスタッフが明るく、挨拶がキチンとできて

ユニフォームが綺麗という基礎中の基礎が出来ていない

我がグループには出来そうもないと思いました。

 

 

 

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