勘違い
一般的には、生き残っている中小企業の経営者は
創業から途中までは、生き残る理由があります。
それは、休みもとらずに、額に汗して
毎日必死で仕事をするからです。
当然、このようなことを続けていけば
大抵は上手くいくものです。
ところが、途中までと書いたのは、上手く行き出してからの
生活感を変え始めてからが、圧倒的にダメになる確率が高いからです。
余程の税理士でない限り、経営が上手く行き出せば
経営者の給料をどんどん上げさせます。
これは間違いではありません。
法人税で払うよりも、個人の累進課税で払う方が節税になる分岐点内に
ほとんどの中小企業経営者の年収が収まるからです。
ただここで、勘違いが起こります。
自分の生活を変えてはダメなのです。
今までと同じレベルの生活を続けながら、増加した収入は
会社にどんどんつぎ込み、次の成長に繋げなければならないのです。
これだけ変化の激しい環境下で
上手く行き続けることは先ずありません。
常に、次の変化対応を考えて手を打っておくのです。
電気自動車で世界的に有名なシリコンバレーの
テスラモーターズCEOのイーロンマスク氏の年収は
2013年・33280ドル、2014年・35360ドル
そして、今年の予定は37440ドル(450万円)です。
彼は、ITで成功したお金を全てこのビジネスにつぎ込み、
年収も、最低のまま。
ところが、株価上昇に伴い、2012年にはおよそ90億円受け取り
現在の彼自身の持ち株評価は、62億ドル(7400億円)。
私の手取りは創業以来の19万円/月。残りのお金は
殆んど会社につぎ込み続けています。
これが、30年も続けばどうなるか?
息子達の収入も押して図るべきです。
会社が成長しながら富んでいけば
自ずと経営者の最終手取りは増えるものです。
ようし、来年1店出店をもう1店増やそうっと!!!