時間≠報酬
少しずつ会社が成長するにつれて
いろんな行政や法律等の縛りが厳しくなってきます。
中小企業といえども、昔と違って
その事を無視するわけにはいきません。
特に創業者である私のようなオーナー企業は
「徒手空拳」、「飲まず食わず」、「24時間年中無休」等は
当然と思っていると、とんでもないことになります。
現在では、二人の息子だけに、このことは言っています。
中小企業で生き残る経営者は、これ以外はないからです。
翻って、社員には気持ち良い環境で長く、楽しく、効率的に
働いてもらいたいのです。
YSP佐賀の店長を1年間経験させた長男を本部に呼び戻し
労務管理中心の総務を猛勉強させています。
いつも私が納得いかないのが、残業をすればするほど
給料が増えるということです。
時間内に処理能力全開で効率的に仕事をこなす人の方が、
そこそこの仕事量を延々と続ける人より
報酬が低くて良いわけがありません。
そこで私が取った行動は、各店に電波時計を設置し
午後6時40分になったらチャイムが鳴るようにし、
工場を閉めます。
次に午後7時にもチャイムが鳴り出し、今度はショールームを
閉め始めます。
午後7時30分までには全員退去を命じています。
私の経験値から、わが業界では一人当たり4000万円/年までの売上高で
残業が発生することは、特殊案件がある場合を除き絶対にありえません。
スタッフのマンネリとその店の店長の才覚のなさだけです。
年々、成果で報酬を得ることを意識付けるために
全員の報酬の見える部分を、増やしています。
各店に行っては、「暇そうだな」と嫌味を言いつつ
午後6時半を過ぎて、お客様がいないと
「すぐに閉めろ」と号令をかける毎日です。