驚き
平成26年7月に厚生労働省が
「平成25年国民生活基礎調査」を発表しました。
これは、
平成24年1月1日~12月31日までの所得を調べたものです。
1.総所得を見ますと、
全世帯平均で537万2千円
2.貧困率の状況を見ますと
平成24年の名目貧困線は「122万円」になっており
相対的貧困率(貧困線に満たない世帯数の割合)は、
16.1%でおよそ2000万人にも上ります。
3.生活意識の状況では
「苦しい」と答えた人が H13年51.4%↗H24年59.9%
「普通」と答えた人が H13年43.7%↘H24年35.6%
「苦しい」と答えた世帯で最も多かったのが
『母子世帯』で84.8%でした。
貧困層の多さと共に、
生活感が苦しいと考える人の割合の多さに
非常に驚きました。
日本の個人金融資産残高は、
平成23年の1500兆円から平成26年には1650兆円と
150兆円も増加しています。
トリクルダウン(trickle-down effect)効果を信じて
年々その層が、減っていくことが
恐らくアベノミクスの肝だと思います。